
厚生労働省の人口動態統計によると、平成18年に家庭内の不慮の事故で亡くなった人は12,152人。同じ平成18年の交通事故の死亡者は9,048人で、家庭内の不慮の事故で亡くなる人が多くなっています。しかも、部屋間の温度差が原因で起きることが多い脳卒中や心筋梗塞などで家庭内で亡くなった方は、この統計の家庭内の不慮の事故死には含まれていません。
マツシタホームでは、家庭内の事故を防ぐためのデザインや仕様を徹底して採用しています。
家庭内事故で亡くなる人は年間12,152人(平成18年)
交通事故より多い家庭内事故の確率を低減します
バリアフリーとユニバーサルデザインの追求
マツシタホームでは、高齢者や障害をお持ちの方でも安全で使いやすいという意味のバリアフリーを一歩進めて、年齢や障害の有無等に関わらず、誰でも安全で使いやすいユニバーサルデザインを追求しています。公的基準には住宅性能表示制度のバリアフリー等級というものがあり、ほとんどの会社が3等級(公庫バリアフリー基準程度)対応を標準仕様とする中で、マツシタホームの家は5等級(最高等級)もしくは、4等級に対応しています。さらに、基準に合わせれば良いというだけでなく、さらに様々な工夫を行い、ユニバーサルデザインを追求しています。
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高い断熱性能で温度のバリアフリーを実現
マツシタホームの家は、断熱性の公的基準で最も高い「次世代省エネルギー基準」を全てクリアしています。しかも、地域基準に合わせるのではなく、地域(関東地方など)で建築するにも関わらず、Ⅰ地域(北海道など)仕様、Ⅱ地域(青森県など)仕様、Ⅲ地域(福島県など)仕様の3グレードを採用。高い断熱性と熱交換型セントラル換気の導入により、家全体の温度を一定に保つ「温度のバリアフリー」を実現しました。それにより、危険なヒートショック ※を防ぎます。また、高い断熱性は、壁内結露を防止し耐久性能を向上させ、省エネ効果も高いため地球温暖化を防止し光熱費も抑える、地球にも家計にも優しい住まいです。
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ヒートショックとは、室内の温度差で血圧が急激に上昇する現象。心筋梗塞や脳卒中の原因となり、統計には表れないものの、実際には家庭内事故の最も大きな要因とされる。 |
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浴室の安全性は特に重視しました

マツシタホームでは創業以来、浴室の入口には必ず引戸を採用しています。バリアフリー対応の浴室では、人が中で倒れた場合に助け出せる仕様が義務付けられています。一般的な折戸やドアの場合、ドアを取り外して救助することになっていますが、実際に一刻を争って救出しなくてはならない場面に直面したとき、果たしてそれが出来るか?と、マツシタホームでは考えました。そこで入口には引戸を採用しました。引戸であれば緊急時でも楽に浴室に入れるうえ、開口も広く救出も素早くできます。また、浴室内は滑りにくいフロアを使用するなど安全性をとことん追求しています。
※間取りによっては仕様が異なります。
浴室乾燥暖房システムを標準装備
日本の入浴中急死者率は、2位を2倍以上引き離した世界のワースト1。その死因の多くは循環器系疾患と脳血栓障害で、さらに冬は夏の3倍以上事故が起きているデータがあります。これは、日本の浴室と脱衣室の温度差が非常に大きくヒートショック現象が起こりやすいためです。世界を見渡してみるとスウェーデン・ドイツ・イタリアなどでは90%前後、お隣の韓国でも約半数でバスルームに暖房設備があります。マツシタホームでは、世界の標準にならい乾燥暖房システムを標準装備としました。