一般的な105㎜(3寸5分)角の構造材でも、耐久性対策のため外壁部の隅柱は120㎜(4寸)角を使用しなくてはなりません。マツシタホームでは、隅柱に加え、外壁部の柱、土台、梁の全てに120㎜幅の構造材を採用。構造材をオール4寸にすると3.5寸より15㎜部屋や廊下幅が狭くなりますが、外壁部のみ4寸で外方向に7.5㎜芯ずれ配置するため広さは変わりません。
地震や台風に耐える耐力壁は壁倍率で強度を表します。構造用合板を通常のN50(CN50)釘で留めた場合の壁倍率は2.5倍ですが、MAMORIEでは、国土交通大臣認定「モックス」ビスで留めることにより、建築基準法の最大値である壁倍率5倍の耐力壁を実現しました。外壁部の壁倍率を上げることにより、大開口や大空間を実現するとともに、将来の間取り変更もしやすくなります。また、外壁部に筋交いが不要で、断熱材がきれいに入るため断熱性能ムラが少ないメリットがあります。※耐力壁の配置バランスのため一部は壁倍率5倍としない場合があります。
東日本大震災時には、大型建築物では液状化被害はほとんどなく、住宅では多数の液状化被害がありました。大型建築物の地盤調査では地盤液状化の評価と対策が義務づけられているのに対し、住宅では地盤液状化の評価はほぼ全く行われていなかったからです。マツシタホームは大震災以降、地盤液状化不安がある地域では簡易ボーリング調査を実施し、地盤液状化対策工法(エコジオ工法&DM工法)もご用意しました。
「EGケ一シング」& 「施工管理装置」を使用し、砕石杭を地中に構築する工法。自然の砕石のため、環境に害を与えない。液状化防止効果は国土交通省からも認められている
DM工法は、鋼管杭の先端にらせん翼を取り付け回転貫入することで支持力を高め、残土排出がなく環境にも優しいエ法。高い支持力は液状化に一定の効果があるとされ (財)日本建築総合試験所の性能証明を受けている
東日本大震災では、停電や上下水道の寸断により、ライフラインの停止が問題となりました。MAMORIEでは、停電時には、昼間は太陽光発電、夜はカセットボンベで発電するホンダenepoから供給された電気に切り替えれば利用できる非常用電源システムを標準装備しました。停電時でも、LDK照明1ヶ所+冷蔵庫+テレビ・パソコン・携帯電話充電などに使用できる非常用コンセントが利用できます。また、カセットコンロ、井戸掘削、雨水利用システムなど、電気以外の災害時のライフライン対策も推奨しています。